• 青汁_ImgPic

便秘対策の青汁は、ばあちゃんの自己管理のひとつである。

我が家の祖母は94歳になります。
介護の必要などなく、毎日元気にマイペースに過ごしています。
そんな祖母の毎日の日課は、朝4時半に起きて青汁を作り、飲んでからまた寝直すことから始まります。
これは、毎日快便じゃないと気がすまない祖母の苦肉の策でもあります。
とても小食で毎日排便があるほどの量はもう食べません。
ですが、とにかく出ないと気になるので、毎朝青汁を飲むようになったのです。
便秘解消に効果があるといわれていますが、その効果をより高くするには青汁とオリゴ糖を組み合わせると良いそうです。
無くなる前に自動的に送られてくるように設定してあるのに、気になった時は朝だけでなく昼にも飲むので足りなくなり、自ら次を電話注文するほどです。
ちなみに、寝直していることは本人なりに家族には内緒です。
指摘すると「寝ていない」と否定します。
そして6時半頃起きてきて、7時になると朝ご飯を準備するようにその日いる人に催促します。
自分では料理はほとんどしません。
でも朝ごはんは毎朝トーストです。
朝食が終わると洗濯機を回します。
テレビを観ながらそれを待ち、終わると洗濯物を干します。
手伝うと、感謝こそされますが、後から自分なりの干し方にやり直します。
その後はテレビを観ながら、番組批判です。
毎週水曜日だけは、習い事のカラオケに出かけます。
しかし、用事を済ませたい時は8時頃出かけようとします。
例えば散髪に行きたくなると、8時過ぎ頃に出かけようとします。
「まだ開いてないんじゃないか」と止めると、「じゃあやめる」と行くのをやめてしまおうとするのですが、やはり気になるのか、何故か着替えてからまた「行ってくる」と出かけます。
2度目は「開いてないんじゃないか」と止めても無駄に終わります。
そしてお昼ご飯は12時きっかりに甘い菓子パンを食べます。
一度、夏の高校野球をテレビで一緒に観ていたら、「この子達は昼なのに、食べもしないでこんなことして、かわいそうに」と言っていました。
お昼を食べた後は、少し昼寝をしますが、昼寝もしていないことになっています。
部屋に帰ってカラオケの練習をしたりしますが、そのうち寝てしまうのです。
しかし、本人はずっと練習していたと言い張ります。
おやつの時間までに排便が無いと、ここでまた青汁を飲みます。
快便な時は甘いものを探し求めます。
夕方、またテレビを観ます。
ワイドショーを観ているので、芸能人情報はとても強いです。
そして夕飯は6時きっかり。
好きなものだけ少しずつ食べます。
歯が悪いからと言い張りますが、でもトーストはしっかり食べているので、入れ歯の調子は良いようです。
夕食が終わると二番目に風呂に入ります。
心臓が悪いので、一番風呂には入れません。
8時頃、寝に自室へ向かいます。


祖母は心臓にペースメーカーを入れている以外は、いたって健康で、薬も飲んでいません。
認知症状も特になく、年相応の物忘れ程度です。
健康の秘訣は、徹底した自己管理にあると思います。
便秘対策の青汁も、その徹底した自己管理のひとつで、歯が悪く野菜をあまりたくさん食べられないから便秘なんだと言って飲んでいます。
今日はまだだ、今日はもう出した、と完全に自分で把握しており、性状も大きさもきちんと観察しています。
出す努力も怠りません。
青汁の在庫の管理まで完璧なところは、祖母の衰えを感じさせないエピソードのひとつだと言えると思います。
少し体調に不安があればすぐかかりつけの病院に行くし、そこで先生に「大丈夫、何とも無い」と言われても「私が年だからもうどうでも良くて何とも無いと言うのだ」と僻み、また徹底した自己管理を始めます。
インフルエンザの予防接種はどうしたら良いかと先生に質問した時も「ばあちゃんもらうような所に出かけないから、どちらでも良いよ。」と言われた時など、「もう死んでも良いような年だから打たなくて良いんだ」なんて言い出しました。
そして、予防接種をしていないからとまた徹底した手洗いうがいで予防です。
健康オタクというか、健康に関して執着があるというか。
ともあれ、我が家では風邪をひいたら「ばあちゃんを見習え」が合言葉です。
腰がずいぶん曲がってしまったけれど、杖もつかずに歩くことが出来て、庭の草むしりをまだこなし、好きなことをして、同じ毎日を過ごす祖母。
来年の話をすると鬼が笑うと言いますが、我が家で来年の話をすると祖母以外の家族が皆笑います。
なぜなら、祖母が「来年まで生きてない」と言い張るからです。
「大丈夫、風邪すら引いてないと思うよ、来年も」と笑うしかありません。
きっと実際にもそうでしょう。
家族の誰よりも健康を維持しているはずです。